StringFromGUID 関数は、Byte 型の配列である GUID を文字列に変換します。
構文
StringFromGUID ( guid )
必須の guid 引数は、オペレーティング システムに対してアプリケーション、コンポーネント、またはデータの項目を一意に示すために使われる Byte データの配列です。
解説
Microsoft Access データベース エンジンは、GUID を Byte 型の配列として格納します。 ただし、Microsoft Office Access 2007 は、フォームまたはレポート上のコントロールから Byte データを返すことはできません。 コントロールから GUID の値を返すためには、文字列に変換する必要があります。 GUID を文字列に変換するには、StringFromGUID 関数を使います。 文字列を GUID に戻すには、GUIDFromString 関数を使います。
たとえば、データベース レプリケーションを使うときに、GUID を含むフィールドを参照することが必要な場合があります。 GUID を含むフィールドにバインドされたフォームのコントロールの値を返すには、StringFromGUID 関数を使って GUID を文字列に変換します。
例
注: 次の例は、Visual Basic for Applications (VBA) モジュールでのこの関数の使用方法を示しています。 VBA の使用方法の詳細については、[検索] の横にあるドロップダウン リストで [開発者用リファレンス] を選び、検索ボックスに検索する用語を入力します。
次の例では、Employees フォーム上の s_GUID コントロールの値を文字列形式で返し、文字列変数に代入します。 s_GUID コントロールは、レプリケートされたデータベースの各レプリケートされたテーブルに追加されるシステム フィールドの 1 つである s_GUID フィールドにバインドされています。
Public Sub StringValueOfGUID()
Dim ctl As Control Dim strGUID As String ' Get the GUID. Set ctl = Forms!Employees!s_GUID Debug.Print TypeName(ctl.Value) ' Convert the GUID to a string. strGUID = StringFromGUID(ctl.Value) Debug.Print TypeName(strGUID) End Sub