GUIDFromString 関数は、文字列を GUID に変換します。これは、Byte 型の配列です。
構文
GUIDFromString ( stringexpression )
引数 stringexpression は必ず指定します。文字列形式の GUID として評価される文字列式を指定します。
解説
Microsoft Access データベース エンジンは、GUID を Byte 型の配列として格納します。 ただし、Access は、 フォーム または レポートの コントロール から Byte データを返すことはできません。 コントロールから GUID の値を返すためには、文字列に変換する必要があります。 GUID を文字列に変換する場合は StringFromGUID 関数を使用します。 文字列を GUID に変換する場合は GUIDFromString 関数を使用します。
クエリの例
式 |
結果 |
---|---|
SELECT userID,GUIDfromString(userGUID) as GUIDCode FROM GUID_Table; |
"userID" を表示し、StringExpression(userGUID) を GUID (バイト配列) に変換し、列 GUIDCode に表示します。 この例は、GUID に評価できる文字列式に対してのみ機能します。 |
VBA の例
注: 次の例は、Visual Basic for Applications (VBA) モジュールでのこの関数の使用方法を示しています。 VBA の使用方法の詳細については、[検索] の横にあるドロップダウン リストで [開発者用リファレンス] を選び、検索ボックスに検索する用語を入力します。
次の例では、GUIDFromString 関数を使って、文字列を GUID に変換します。 この文字列は、レプリケートされた [社員] テーブルに文字列形式で格納されている GUID です。 [s_GUID] フィールドは、レプリケートされたデータベース内のレプリケートされた各テーブルに追加される非表示フィールドです。
Sub CheckGUIDType()
Dim dbsConn As ADODB.Connection
Dim rstEmployees As ADODB.Recordset
' Make a connection to the current database.
Set dbsConn = Application.CurrentProject.Connection
Set rstEmployees = New ADODB.Recordset
rstEmployees.Open "Employees", _
dbsConn, , , adCmdTable
' Print the GUID to the immediate window.
Debug.Print rst!s_GUID
Debug.Print TypeName(rst!s_GUID)
Debug.Print TypeName(GuidFromString(rst!s_GUID))
Set rstEmployees = Nothing
Set dbsConn = Nothing
End Sub