"ACWP" (Actual Cost of Work Performed) フィールドには、プロジェクトの状況報告日または今日の日付までにリソースがタスクに費やした作業に対して発生したコストが表示されます。
[ACWP] フィールドには、複数のカテゴリがあります。
データ型 通貨
[ACWP] (タスク フィールド)
エントリの種類 計算結果
計算方法 最初にタスクを作成したとき、[ACWP] フィールドには 0.00 と表示されます。 タスクの進捗状況 (達成率または実績作業時間) が報告されると ACWP が自動的に計算されます。 これは、実績作業時間のコストに、それまでタスクに費やされたすべての固定コストを足した値になります。 既定では、ACWP が計算される方法とタイミングは、[リソース情報] ダイアログ ボックスの設定 (割り当てられたリソースの標準単価、超過単価、導入コスト、コスト計上の時期) のほか、報告された実績作業時間、タスクの固定コスト、および状況報告日 (または今日の日付) に依存します。 リソースの割り当て前に ACWP を計算することもできます。 その場合は、今日の日付を基準としたタスクの進捗状況 (達成率または実績作業時間) および固定コストに基づいて計算されます。 必要であれば、[実績コスト] (タイムスケール領域) フィールドの入力内容に基づいて ACWP が計算されるようにすることもできます。 それには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[計算方法] タブをクリックします。 次に [常に実績コストを計算する] チェック ボックスをオフにします。
使用のポイント [ACWP] フィールドと [BCWP] (Budgeted Cost of Work Performed) フィールドを組み合わせて使用することによって、割り当ての実績コストと予算コストを比較できます。 この 2 つのフィールドの差は、[CV] (Cost Variance) フィールドで確認できます。 状況報告日または今日の日付までにタスクの結果として生じた費用を、割り当てられているリソースの実績作業時間と時間単価、およびその他あらゆるコストに基づいて表示するには、これらのフィールドをタスク ビューに追加します。
使用例 先週金曜日の時点における ACWP を報告する必要があるとします。 状況報告日として金曜日の日付を入力し、期間が 10 時間であるタスクのコストを調査しています。 割り当てられたリソースの時間単価は ¥2,000 で、実績作業時間は、先週金曜日の時点で 5 時間、さらに今日までの間に残りの 5 時間が費やされました。 先週金曜日を状況報告日とした ACWP は ¥10,000 です。 今日の日付を状況報告日とした場合、ACWP は ¥20,000 として計算されます。
解説 ACWP の情報は時間配分ベースで管理されるため、ACWP は、実績コストの初回入力時から、状況報告日または今日の日付までの期間に基づいて計算されます。
[ACWP] (リソース フィールド)
エントリの種類 計算結果
計算方法 割り当てタスクの作業時間について、リソースから何の報告もない場合、[ACWP] フィールドには 0.00 と表示されます。 各種タスクの進捗状況 (達成率または実績作業時間) がリソースから報告されると、Microsoft Office Project によって ACWP が計算されます。 これは、実績作業時間のコストに、そのリソースの、現在までの導入コストを足した値になります。 既定では、ACWP が計算される方法とタイミングは、[リソース情報] ダイアログ ボックスの設定 (リソースの標準単価、超過単価、導入コスト、コスト計上の時期) のほか、状況報告日または今日の日付に依存します。 必要であれば、[実績コスト] (タイムスケール領域) フィールドの入力内容に基づいて ACWP が計算されるようにすることもできます。 それには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[計算方法] タブをクリックします。 次に [常に実績コストを計算する] チェック ボックスをオフにします。
使用のポイント [ACWP] フィールドと [BCWP] (Budgeted Cost of Work Performed) フィールドを組み合わせて使用することによって、割り当ての実績コストと予算コストを比較できます。 この 2 つのフィールドの差は、[CV] (Cost Variance) フィールドで確認できます。 割り当てられたすべてのタスクに対して、リソースが状況報告日までに費やした作業時間の費用を、リソースの実績作業時間と時間単価、および、その他あらゆるコストに基づいて表示するには、これらのフィールドをリソース ビューに追加します。
使用例 先週金曜日の時点における ACWP を報告する必要があるとします。 状況報告日として金曜日の日付を入力し、時間単価が ¥2,000 であるリソースのコストを調査しています。 このリソースには、プロジェクトの全期間にわたって 15 種類のタスクが割り当てられています。 先週金曜日までに、このリソースにかかったコストを確認するには、[リソース シート] ビューに [ACWP] フィールドを追加します。 プロジェクトの完了時、このリソースに費やされた予算を [ACWP] フィールドで確認し、その情報をコスト分析や将来計画に役立てることができます。
解説 ACWP の情報は時間配分ベースで管理されるため、ACWP は、実績コストの初回入力時から、状況報告日または今日の日付までの期間に基づいて計算されます。
[ACWP] (割り当てフィールド)
エントリの種類 計算結果
計算方法 最初に割り当てを作成したとき、[ACWP] フィールドには 0.00 と表示されます。 割り当てられたリソースから進捗状況 (達成率または実績作業時間) が報告されると、Microsoft Office Project によって、その割り当ての ACWP が計算されます。 これは、実績作業時間のコストに、その割り当ての、現在までの導入コストを足した値になります。 既定では、ACWP が計算される方法とタイミングは、[リソース情報] ダイアログ ボックスの設定 (割り当てられたリソースの標準単価、超過単価、導入コスト、コスト計上の時期) のほか、報告された割り当ての実績作業時間および状況報告日 (または今日の日付) に依存します。 必要であれば、[実績コスト] (タイムスケール領域) フィールドの入力内容に基づいて ACWP が計算されるようにすることもできます。 それには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[計算方法] タブをクリックします。 次に [常に実績コストを計算する] チェック ボックスをオフにします。
使用のポイント [ACWP] フィールドと [BCWP] (Budgeted Cost of Work Performed) フィールドを組み合わせて使用することによって、割り当ての実績コストと予算コストを比較できます。 [ACWP] フィールドと [BCWP] フィールドの差は、[CV] (Cost Variance) フィールドで確認できます。 割り当てられたリソースの実績作業時間と時間単価、およびその他あらゆるコストに基づいて、割り当ての結果として状況報告日までに生じた費用を表示するには、これらのフィールドを [タスク配分状況] ビューまたは [リソース配分状況] ビューのシート部分に追加します。
使用例 先週金曜日の時点における ACWP を報告する必要があるとします。 状態の日付として「金曜日の日付」と入力し、10 時間の期間を持つタスク割り当てのコストを確認します。 割り当てられたリソースは 1 時間あたり 20 ドルで、リソースは先週の金曜日の時点で 5 時間の実績作業時間と、今日の時点でさらに 5 時間を報告しています。 先週金曜日を状況報告日とした ACWP は ¥10,000 です。 今日の日付を状況報告日とした場合、ACWP は ¥20,000 として計算されます。
解説 ACWP の情報は時間配分ベースで管理されるため、ACWP は、実績コストの初回入力時から、状況報告日または今日の日付までの期間に基づいて計算されます。
[ACWP] (タイムスケール領域のタスク フィールド)
エントリの種類 計算結果
計算方法 最初にタスクを作成したとき、[ACWP] フィールドには 0.00 と表示されます。 タスクの進捗状況 (達成率または実績作業時間) が報告されると、Microsoft Office Project によって ACWP が計算されます。 これは、実績作業時間のコストに、それまでタスクに費やされたすべての固定コストを足した値になります。 既定では、ACWP が計算される方法とタイミングは、[リソース情報] ダイアログ ボックスの設定 (割り当てられたリソースの標準単価、超過単価、導入コスト、コスト計上の時期) のほか、報告された実績作業時間、タスクの固定コスト、および状況報告日 (または今日の日付) に依存します。 リソースの割り当て前に ACWP を計算することもできます。 その場合は、今日の日付を基準としたタスクの進捗状況 (達成率または実績作業時間) および固定コストに基づいて計算されます。 必要であれば、[実績コスト] (タイムスケール領域) フィールドの入力内容に基づいて ACWP が計算されるようにすることもできます。 それには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[計算方法] タブをクリックします。 次に [常に実績コストを計算する] チェック ボックスをオフにします。
使用のポイント [ACWP] フィールドと [BCWP] (Budgeted Cost of Work Performed) フィールドを組み合わせて使用することによって、割り当ての実績コストと予算コストを比較できます。 この 2 つのフィールドの差は、[CV] (Cost Variance) フィールドで確認できます。 状況報告日または今日の日付までにタスクの結果として生じた費用を、割り当てられているリソースの実績作業時間と時間単価、およびその他あらゆるコストに基づき、時間経過に沿って表示するには、これらのフィールドを [タスク配分状況] ビューのタイムスケール領域に追加します。
使用例 今日 (金曜日) になって、期間が 5 日間 (今週月曜日から金曜日) であるタスクの ACWP を時間配分ベースで報告する必要が生じました。 このタスクには、時間単価が ¥2,000 である 2 人のリソースが割り当てられ、彼らからの報告によれば、タスクの実績作業時間は火曜日の時点で 8 時間、さらに、それ以降 9 時間が費やされています。 火曜日の時点での ACWP を時間配分ベースで確認するには、状況報告日として火曜日の日付を入力し、[タスク配分状況] ビューでタスクの ACWP を確認します。 火曜日を状況報告日とした場合、火曜日までの時間配分ベースの ACWP は ¥8,000 および ¥16,000 (月曜日 4 時間、火曜日 4 時間) として計算されます。 今日の日付を状況報告日とした場合、月曜日から金曜日までの時間配分ベースの ACWP はそれぞれ、¥8,000、¥16,000、¥22,000、¥28,000、¥34,000 になります。
解説 ACWP の情報は時間配分ベースで管理されるため、ACWP は、実績コストの初回入力時から、状況報告日または今日の日付までの期間に基づいてグラフ化されます。
[ACWP] (タイムスケール領域のリソース フィールド)
エントリの種類 計算結果
計算方法 割り当てタスクの作業時間について、リソースから何の報告もない場合、[ACWP] フィールドには 0.00 と表示されます。 各種タスクの進捗状況 (達成率または実績作業時間) がリソースから報告されると、Microsoft Office Project によって ACWP が計算されます。 これは、実績作業時間のコストに、そのリソースの、現在までの導入コストを足した値になります。 既定では、ACWP が計算される方法とタイミングは、[リソース情報] ダイアログ ボックスの設定 (リソースの標準単価、超過単価、導入コスト、コスト計上の時期) のほか、状況報告日または今日の日付に依存します。 必要であれば、[実績コスト] (タイムスケール領域) フィールドの入力内容に基づいて ACWP が計算されるようにすることもできます。 それには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[計算方法] タブをクリックします。 次に [常に実績コストを計算する] チェック ボックスをオフにします。
使用のポイント [ACWP] フィールドと [BCWP] (Budgeted Cost of Work Performed) フィールドを組み合わせて使用することによって、割り当ての実績コストと予算コストを比較できます。 この 2 つのフィールドの差は、[CV] (Cost Variance) フィールドで確認できます。 状況報告日または今日の日付までに、リソースに割り当てられたすべてのタスクに費やされた作業時間の費用を、リソースの実績作業時間、時間単価、およびその他のコストに基づき、時間経過に沿って表示するには、これらのフィールドを [リソース配分状況] ビューのタイムスケール領域に追加します。
使用例 先週金曜日の時点における ACWP を報告する必要があるとします。 状況報告日として金曜日の日付を入力し、時間単価が ¥1,000 であるリソースのコストを調査しています。 このリソースには、プロジェクトの全期間にわたって 15 種類のタスクが割り当てられています。 先週金曜日までに、このリソースにかかったコストを確認するには、[リソース配分状況] ビューのタイムスケール領域に [ACWP] フィールドを追加します。 たとえば、時間単価が ¥1,000 で、先週金曜日を状況報告日とした場合、1 日あたり ¥8,000 が累積され、¥8,000、¥16,000、¥24,000、¥32,000 のように時間経過に沿って配分された ACWP 値が表示されます。 このリソースに対する割り当て単位数が少ないか、実績作業時間が少ないほど、ACWP 値も小さくなります。 逆に、リソースに超過作業時間が発生した場合、ACWP の値は高くなります。
解説 ACWP の情報は時間配分ベースで管理されるため、ACWP は、実績コストの初回入力時から、状況報告日または今日の日付までの期間に基づいてグラフ化されます。
[ACWP] (タイムスケール領域の割り当てフィールド)
エントリの種類 計算結果
計算方法 最初に割り当てを作成したとき、[ACWP] フィールドには 0.00 と表示されます。 割り当てられたリソースから進捗状況 (達成率または実績作業時間) が報告されると、Microsoft Office Project によって、その割り当ての ACWP が計算されます。 これは、実績作業時間のコストに、その割り当ての、現在までの導入コストを足した値になります。 既定では、ACWP が計算される方法とタイミングは、[リソース情報] ダイアログ ボックスの設定 (割り当てられたリソースの標準単価、超過単価、導入コスト、コスト計上の時期) のほか、割り当ての実績作業時間の値および状況報告日 (または今日の日付) に依存します。 必要であれば、[実績コスト] (タイムスケール領域) フィールドの入力内容に基づいて ACWP が計算されるようにすることもできます。 それには、[ツール] メニューの [オプション] をクリックし、[計算方法] タブをクリックします。 次に [常に実績コストを計算する] チェック ボックスをオフにします。
使用のポイント [ACWP] フィールドと [BCWP] (Budgeted Cost of Work Performed) フィールドを組み合わせて使用することによって、割り当ての実績コストと予算コストを比較できます。 この 2 つのフィールドの差は、[CV] (Cost Variance) フィールドで確認できます。 割り当てられているリソースの実績作業時間と時間単価、およびその他あらゆるコストに基づき、割り当ての結果として生じた費用を、時間経過に沿った形で表示するには、これらのフィールドを [タスク配分状況] ビューまたは [リソース配分状況] ビューのタイムスケール領域に追加します。
使用例 今日 (金曜日) になって、期間が 5 日間 (今週月曜日から金曜日) である割り当ての ACWP を時間配分ベースで報告する必要が生じました。 割り当てられたリソースの時間単価は ¥2,000 で、このリソースからの報告によれば、実績作業時間は火曜日の時点で 8 時間、さらに、それ以降 9 時間が費やされています。 火曜日の時点での ACWP を時間配分ベースで確認するには、状況報告日として火曜日の日付を入力し、[タスク配分状況] ビューまたは [リソース配分状況] ビューで割り当ての ACWP を確認します。 火曜日を状況報告日とした場合、火曜日までの時間配分ベースの ACWP は ¥8,000 および ¥16,000 (月曜日 4 時間、火曜日 4 時間) として計算されます。 今日の日付を状況報告日とした場合、月曜日から金曜日までの時間配分ベースの ACWP はそれぞれ、¥8,000、¥16,000、¥22,000、¥28,000、¥34,000 になります。