削除クエリ を実行すると、Access で 指定されたテーブルから削除できませんでしたというエラー メッセージが表示されことがあります。 この記事では、削除クエリを利用できるケースを挙げ、エラー メッセージが表示される理由とエラーを解消する手順について説明します。
Access では、さまざまな方法でレコードを削除できます。 レコードを削除する方法の詳細については、レコードの 追加、編集、削除の方法に関する記事を参照してください。
この記事の内容
概要
1 回の操作で 1 つのテーブルから複数のレコードを削除するとき、削除クエリを利用できます。 削除クエリは次の場合に成功します。
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他のテーブルとの関係のない 1 つのテーブルを使用するとき。
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一対一リレーションシップ を持つ 2 つのテーブルを結合するとき。
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一対多リレーションシップ の "一" 側にある 1 つのテーブルを使用し、その関係に対して 連鎖削除 が有効になっているとき。
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一対多関係の "一" 側にあるテーブルとその関係の "多" 側にあるテーブルの両方が含まれるとき (たとえば、"多" テーブルのフィールドに条件を使用するため)。
重要 両方のテーブルからレコードを削除するには、クエリを 2 回実行する必要があります。
エラー メッセージが表示される原因と修正方法
複数のテーブルを使用する削除クエリを作成し、そのクエリの "固有のレコード" プロパティを [いいえ] に設定している場合、クエリの実行時に "指定されたテーブルから削除できませんでした。" というエラー メッセージが表示されます。
この問題を修正するには、クエリの "固有のレコード" プロパティを [はい] に設定します。
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デザイン ビューで削除クエリを開きます。
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クエリ プロパティ シートが開いていない場合は、F4 キーを押して開きます。
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クエリ デザイナーをクリックして、フィールドのプロパティではなくクエリのプロパティを表示します。
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クエリ プロパティ シートの [固有のレコード] ボックスを [はい] に設定します。