以前のバージョンの Microsoft Office Access でカスタム ツール バーとメニュー バーを作成した場合、この記事では、これらの設定を現在のバージョンの Accessで開くときの動作について説明します。
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現在のバージョンでの以前のバージョンのデータベースの動作
以前のバージョンの Access データベース (.mdb ファイル) にカスタム ツール バー、カスタム メニュー バー、またはカスタムスタートアップ動作が含まれている場合は、データベースをより新しいバージョンで開くとき、またはそのレガシ データベースを .accdb または .accde ファイルに変換するときに、オプションを保持できます。 たとえば、Access 2003 で作成されたデータベースで組み込みのツールバーをオフにし、既定のメニュー バーを置き換えた場合、以前のバージョンの Access を使用してデータベースを変更しない限り、現在のバージョンの Access でデータベースを開いた場合、その動作は維持されます。
現在のバージョンのレガシ ファイル (.mdb、.mde、および .mda ファイル) を開くときにリボンを非表示にしたり、アクセス オプションを使用してリボンとツール バーの動作をカスタマイズしたりして、以前のバージョンのファイルのさまざまな動作を定義できます。 詳細については、「カレント データベースのユーザー オプションを設定する」を参照してください。
以前のバージョンの Access データベースを開き、リボンを表示することを選択すると、[ アドイン ] タブにカスタム ツール バーがグループとして表示されます。 タブ内の各グループはカスタム ツール バーに対応し、各グループは元のツール バーに割り当てられた名前を使用します。 ただし、ツール バーはレガシ データベースに表示されているか、タブに表示されない必要があります。
注: カスタムスタートアップ動作をバイパスするには、データベースを開いている間に Shift キーを押したままにします。
カスタム ツール バーを含む以前のバージョンのデータベースを開く
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[ファイル] タブをクリックし、[開く] をクリックします。
[ファイルを開く] ダイアログ ボックスが表示されます。
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データベース ファイル (.mdb または .mde ファイル) を選択し、[ 開く] をクリックします。
Access によって以前のバージョンのデータベースが開き、データベース オブジェクトがナビゲーション ウィンドウに表示されます。 フォーム、スイッチボード、またはその他のオブジェクトを起動時に表示するように設定している場合は、そのオブジェクトもナビゲーション ウィンドウに表示されます。 また、カスタム ツールバーまたはメニュー バーを作成した場合は、[ アドイン ] タブに 1 つ以上のグループとして表示されます。 各グループは、最初にカスタム ツール バーまたはメニュー バーに割り当てられた名前を使用します。
注: [ アドイン ] タブが表示されない場合は、[ ファイル ] タブをクリックし、[ オプション] をクリックし、[ リボンのカスタマイズ] をクリックします。 [ リボンのカスタマイズ] 領域 で、[アドイン ] オプションが選択されていることを確認します。
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[ アドイン ] タブをクリックします。
カスタム ツール バーは 1 つ以上のグループとして表示され、必要に応じてツール バーを使用できます。 たとえば、カスタム ツール バーに [リレーションシップの印刷 ] コマンドが含まれている場合、データベースのリレーションシップを表示するまで、そのコマンドは有効になりません。
カスタム メニュー バーのみを使用するように Access を設定する
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現在のバージョンで以前のバージョンの Access データベースを開きます。
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[ファイル] タブをクリックし、[オプション] をクリックします。
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[Access のオプション] ダイアログ ボックスで [カレント データベース] をクリックします。
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[ リボンとツール バーのオプション] で、[ 完全なメニューを許可する ] オプションをオフにし、[OK] をクリック します。