[フィールド リスト] ウィンドウを使用すると、フォームまたはレポートにすばやくフィールドを追加できます。 [フィールド リスト] ウィンドウのフィールドをダブルクリックすると (またはフォームまたはレポートにリストからフィールドをドラッグすると)、Microsoft Access によりテキスト ボックスまたはチェック ボックスなどのフィールドを表示する適切なコントロールが自動的に作成され、コントロールがそのフィールドにバインドされます。
フィールドを追加する既存のフォームやレポートがない場合、開始するには、「フォームの概要」または「レポートの概要」を参照してください。
目的に合ったトピックをクリックしてください。
[フィールド リスト] ウィンドウを使用して、フォームまたはレポートにフィールドを追加する
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レポートをレイアウト ビューまたはデザイン ビューで開きます。
[フィールド リスト] ウィンドウが表示されていない場合は、次のいずれかを実行します。
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[デザイン] タブの [ツール] グループで [既存のフィールドの追加] をクリックします。
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Alt キーを押しながら F8 キーを押します。
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[フィールド リスト] ウィンドウで、追加するフィールドを含むテーブルを検索します。 各テーブルのフィールドの一覧の表示と非表示を切り替えるには、テーブル名の横のプラス記号 (+) またはマイナス記号 (-) をクリックします。
注: データベースにテーブルが含まれていない場合、[フィールド リスト] ウィンドウは空です。
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追加するフィールドが見つかった場合、次のいずれかを実行し、フォームまたはレポートに追加します。
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フィールドをダブルクリックします。
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フィールドを [フィールド リスト] ウィンドウからフォームまたはレポートにドラッグします。
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Ctrl キーを押しながらいくつかフィールドをクリックし、それらをすべて同時にフォームまたはレポートにドラッグします。
注: この方法は、[フィールド リスト] ウィンドウの [このビューで利用可能なフィールド] セクションにあるフィールドでのみ使用できます。
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次を実行して、[フィールド リスト] ウィンドウから一連のフィールドをフォームまたはレポートに追加します。
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範囲の最初のフィールドをクリックします。
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Shift キーを押しながら、範囲の最後のフィールドをクリックします。
Access によってクリックしたフィールドとその間のすべてのフィールドが選択されます。
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選択したすべてのフィールドを、フォームまたはレポートにドラッグします。
注: この方法は、[フィールド リスト] ウィンドウの [このビューで利用可能なフィールド] セクションにあるフィールドでのみ使用できます。
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Access によって、各フィールドを表示する適切なコントロールが生成され、さらに、コントロールがフィールドにバインドされます。 また、Access によってコントロールにラベルが添付されます。 ラベルを編集するには、それを 1 回クリックして選択し、再度クリックして、ラベルに挿入ポイントを配置します。 次に、ドキュメントのテキストを編集するのと同じ方法で、ラベルを編集します。
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Access によって自動作成されるのとは別の種類のコントロールでフィールドを表示する場合、コントロールを別の種類に変更できます。 ただし、そのフィールドに適した種類のコントロールにしか変更はできません。 たとえば、コンボ ボックスをテキスト ボックスやリスト ボックスに変更することは可能ですが、コンボ ボックスをコマンド ボタンに変更することはできません。
コントロールを別の種類に変更する
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ナビゲーション ウィンドウでフォームまたはレポートを右クリックし、[デザイン ビュー] をクリックしてデザイン ビューで開きます。
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変更するコントロールを右クリックし、[変更] をクリックします。
[変更] メニュー項目がない場合、このフィールドに適した種類のコントロールは他にはありません。 ある場合は、Access によってコントロールの種類が一覧表示されます。
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その種類に変更する、使用可能なコントロールの種類の 1 つをクリックします。
コントロールはフィールドにバインドされたままですが、新しい種類のコントロールが望みどおりに動作するように、いくつかプロパティを設定する必要がある場合があります。 コントロール用にプロパティ シートを表示するには、そのコントロールをクリックして選択し、F4 キーを押します。
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[フィールド リスト] を使用せずに、フォームまたはレポートにフィールドを追加する
一般に、フォームまたはレポートにフィールドを追加するには、[フィールド リスト] ウィンドウを使用するのが最も簡単な方法です。 ただし、コントロールを作成して、それをフィールドにバインドすることによってもフィールドを追加することができます。 次に手順を示します。
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ナビゲーション ウィンドウで、フォームまたはレポートを右クリックし、[レイアウト ビュー] または [デザイン ビュー] をクリックします。
コントロール ウィザード コントロール ウィザードを使用すると、コマンド ボタン、リスト ボックス、サブフォーム、コンボ ボックス、およびオプション グループを作成できます。 コントロール ウィザードが、希望するコントロールの外観や動作に関する一連の質問を行い、その回答に基づいて、コントロールが作成され、コントロールのプロパティが設定されます。 [デザイン] タブの [コントロール] グループで、コントロール ギャラリーの横の下向き矢印をクリックします。 [コントロール ウィザードの使用] が強調表示されていない場合、クリックして強調表示します。
ウィザードを使わずにコントロールを作成する場合は、[コントロール ウィザードの使用] をクリックして選択を解除します。
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[デザイン] タブの [コントロール] グループで、追加するコントロールの種類のツールをクリックします。
ツール名を確認するには、その上にポインターを置きます。 ツール名が表示されます。
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コントロールの左上隅を配置するフォームまたはレポートデザイングリッドをクリックします。 1 回クリックして既定のサイズのコントロールを作成するか、ツールをクリックしてフォーム デザイン グリッド内をドラッグして、目的のサイズのコントロールを作成します。
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[コントロール ウィザードの使用] が選択されており、配置するコントロールにウィザードが関連付けられている場合、ウィザードが起動され、コントロールの設定操作が開始されます。
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最初の操作でコントロールを目的の位置に配置できなかった場合、次の操作を行うと、コントロールを移動できます。
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コントロールをクリックして選びます。 コントロールにラベルが関連付けられている場合、Ctrl キーを押しながらそのラベルをクリックして、それも同様に選択します。
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ポインターの形が移動ポインター に変わるまでコントロールの上に置きます。
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コントロールをクリックし、適切な位置までドラッグします。
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コントロール ウィザードを使用している場合、コントロールをフィールドにバインドするための手順がウィザードに含まれている場合があります。 ウィザードがコントロールをフィールドにバインドしない場合、コントロールがデータを表示できる種類の場合 (テキスト ボックス、チェック ボックスなど)、データを表示する前に、コントロールの [コントロール ソース] プロパティにフィールド名または式を入力する必要があります。 フィールドにコントロールをバインドするには、次の手順に従います。
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コントロールをクリックして、F4 を押し、そのコントロールのプロパティ シートを表示します。
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プロパティ シートの [データ] タブで、[コントロール ソース] プロパティの横のドロップダウン矢印をクリックし、コントロールに表示するフィールドを選択します。 式を [コントロール ソース] ボックスに入力することも可能です。
式の詳細については、「式を作成する」を参照してください。
[フィールド リスト] ウィンドウの詳細
次の一覧には、[フィールド リスト] ウィンドウで作業するときに、フォームまたはレポートにフィールドを追加するのに便利なヒントがあります。 [フィールド リスト] ウィンドウを表示するには、レイアウト ビューまたはデザイン ビューでフォームまたはレポートを開き、Alt キーを押しながら F8 キーを押します。
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フォームまたはレポートの [レコード ソース] プロパティが空のときに、フィールドを [フィールド リスト] ウィンドウからフォームまたはレポートにドラッグすると、Access によってフォームまたはレポートの [レコード ソース] プロパティが自動的に入力されます。
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フォームまたはレポートの [レコード ソース] プロパティが SELECT ステートメントまたはテーブル名の場合、次の 2 つの状態間で [フィールド リスト] ウィンドウの表示を切り替えることができます。
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すべてのデータベース フィールド [このビューで使用できるフィールド] セクション、[関連テーブルで使用できるフィールド] セクション (そのようなテーブルが存在する場合)、および [他のテーブルで使用できるフィールド] セクション (そのようなテーブルが存在する場合) を表示します。
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レコード ソース フィールドのみ このビュー セクションで 使用できるフィールドのみを表示 します。
2 つのモード間で切り替えるには、[フィールド リスト] ウィンドウの下の [現在のレコード ソースのフィールドのみを表示する] または [すべてのテーブルを表示する] のいずれかをクリックします。
注: フォームまたはレポートの [レコード ソース] プロパティを保存済みのクエリに設定した場合、[フィールド リスト] ウィンドウには [このビューで利用可能なフィールド] セクションのみが表示されます ([フィールド リスト] ウィンドウの下には [すべてのテーブルを表示する] ウィンドウはありません)。 レコード ソースを編集するには、フィールドのいずれかをクリックし、次に [レコード ソースの編集] をクリックします。
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フォームまたはレポートの [レコード ソース] プロパティをテーブルに設定し、[フィールド リスト] ウィンドウの [リレーション テーブルで利用可能なフィールド] セクションからフィールドをフォームまたはレポートにドラッグした場合、Access によってフォームまたはレポートの [レコード ソース] が追加するフィールドを含む SELECT ステートメントに変更されます。 Access によってテーブルを関連付ける方法が決定されない場合、[リレーションシップの選択] ダイアログ ボックスが表示され、適切なリレーションシップを選択できます。
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フォームまたはレポートに [フィールド リスト] ウィンドウの [他のテーブルで利用可能なフィールド] セクションからフィールドをドラッグした場合、Access によって [リレーションシップの指定] ダイアログ ボックスが表示されます。 他のテーブルとフォームまたはレポートのレコード ソース間でリレーションシップを指定するには、このダイアログ ボックスを使用する必要があります。 このダイアログ ボックスに入力するフィールドが不明な場合、[キャンセル] をクリックしてテーブルのリレーションシップを確認します。
リレーションシップの詳細については、「テーブルのリレーションシップの概要」または「リレーションシップを作成、編集、または削除する」を参照してください。
[フィールド リスト] ウィンドウの [他のテーブルで利用可能なフィールド] セクションのフィールドが、[リレーション テーブルで利用可能なフィールド] セクションの 1 つのテーブルを通じて、フォームまたはレポートのレコード ソースに非間接的に関連付けられている場合があります。 この場合、関連テーブルの 1 つからフィールドをフォームまたはレポートにドラッグすると、1 つ以上のテーブルが [他のテーブルで利用可能なフィールド] セクションから [リレーション テーブルで利用可能なフィールド] セクションに移動する場合があります。
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フォームまたはレポートのレコード ソースが SELECT ステートメントまたは保存されたクエリの場合は、[ フィールド リスト ] ウィンドウの任意のフィールドを右クリックし、[レコード ソースの編集] をクリックして、クエリ ビルダーで レコード ソースを表示および編集できます。 レコード ソースがテーブルの場合、このコマンドはテーブルでクエリ ビルダーを呼び出します。 テーブルに基づいてクエリを作成するかどうかを確認するメッセージが表示されます。レコード ソースをクエリに変更するには [はい ] をクリックし、レコード ソースを変更せずに [いいえ ] をクリックします。
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テーブル名の横の [テーブルの編集] をクリックするか、[フィールド リスト] ウィンドウのテーブル名を右クリックして、[データシート ビューでテーブルを開く] をクリックすることによって、データシート ビューでテーブルを開くことができます。
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次を実行すると、[フィールド リスト] ウィンドウを使用して ルックアップ フィールド をテーブルに追加できます。
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ルックアップ フィールドを追加するテーブルの横にある [テーブルの編集] をクリックします。
データシート ビューでテーブルが表示されます。
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データシートに [フィールド リスト] ウィンドウからフィールドをドラッグします。
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ルックアップ ウィザードが開始します。 ウィザードの指示に従います。 最後のページで、[完了] をクリックします。
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Access 作業領域の右側にある [フィールド 一覧 ] ウィンドウのドッキングを解除するには、[ フィールド リスト ] ウィンドウのタイトル バーにポインターを配置し、ポインターを移動ポインターの に変わるまで配置し、[ フィールド リスト ] ウィンドウを左側にドラッグします。 作業領域内の任意の場所にリストを配置することも、左にドラッグして作業領域の左側にドッキングすることもできます。