Visio で、主キーと外部キーを使用してリレーションシップを定義すると、 複数のテーブルからデータのコレクションを作成することができます。
注: データベース モデル図は、特定のバージョンの Visio のみで提供されています。 詳細については、「データベース モデリング機能が見つかりません」を参照してください。
データベース モデル図でリレーションシップを作成する
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テーブルが両方とも図に表示されていることを確認します。 既存のデータベースからモデルのリバース エンジニアリングを行った場合、[テーブルとビュー] ウィンドウから 1 つまたは両方のテーブルを図面ページにドラッグする必要があることがあります。
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リレーションシップの主キー側に使用するテーブルをダブルクリックします。
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[データベース プロパティ] ウィンドウの [カテゴリ] の下で [列] をクリックします。
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グリッド内で、テーブルの各行を一意に識別するために使用する列をクリックし、[PK] チェック ボックスをオンにしてその列を主キーとして設定します。
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[オブジェクト リレーショナル] または [エンティティ関係] ステンシルから、[リレーションシップ] 図形をドラッグしてページ上の空白スペースにドロップします。
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高い方の終端と親テーブルを含むテーブルを接続します。
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もう一方の終端と子テーブルを接続します。
2 つ目のテーブルに主キーと同じ名前の列がまだ含まれていない場合は、モデラーによって 2 つ目のテーブルに外部キーとして追加されます。
注: リレーションシップ行が非表示になる場合は、[データベース] メニューで [オプション] をポイントし、[ドキュメント] をクリックします。 [リレーションシップ] タブの [表示] で、[リレーションシップ] チェック ボックスをオンにします。
データベース モデルからリレーションシップを削除する
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モデルでリレーションシップをクリックし、[削除] を押します。
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[オブジェクトの削除] ダイアログ ボックスで、次のいずれかの操作を行います。
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[はい] をクリックすると、図と基になるモデルの両方でリレーションシップを削除できます。
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[いいえ] をクリックすると、図上の線のみを削除できます。
注: [いいえ] をクリックした後に線を図に戻すには、リレーションシップでいずれかのテーブルを選択し、[データベース] メニューで [関連テーブルの表示] をクリックします。
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ヒント: 基になるモデルからリレーションシップを常に切断、または今後切断しないオプションを選択できます。 [データベース] メニューで、[オプション] をポイントして [モデリング] をクリックしたら、[論理図] タブに移動します。
一対一または一対多のリレーションシップを定義する
リレーションシップのカーディナリティとは、1 つのテーブルの行の数に関連付けることができる別のテーブルの行の数についての説明のことです。 たとえば、1 つの部署で多数の従業員を抱えることができますが、1 人の従業員が所属できる部署は 1 つだけです。 通常、カーディナリティは一対一、一対多、または多対多と表されます。
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リレーションシップをダブルクリックします。
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[データベース プロパティ] ウィンドウの [カテゴリ] の下で [その他] をクリックします。
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[カーディナリティ] の下で、リレーションシップに最適なカーディナリティを選択します。 一対多リレーションシップの場合、[0 またはそれ以上] または [1 またはそれ以上] のいずれかを選択するようにします。 一対一リレーションシップの場合、[0 または 1] または [1] のいずれかを選択するようにします。
リレーションシップとそのプロパティを図に表す
図上でのリレーションシップの情報の表示、非表示を切り替えることができます。
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[データベース] メニューで [オプション] をポイントし、[ドキュメント] をクリックします。
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[リレーションシップ] タブで、図に表示する情報を確認します。
表示または非表示を切り替えられます
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リレーションシップ
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カーディナリティ
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クロウズ フット表記
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動詞句
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参照アクション
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データベース モデリング機能が見つかりません
ご利用中のエディションの Visio にその機能が含まれていない可能性があります。 ご利用中の Visio のエディションを確認するには、[ヘルプ] メニューの [バージョン情報] をクリックしてください。 ダイアログ ボックスの一番上のテキスト行にエディションの名前が表示されます。
Visio Standard には、データベース モデル図テンプレートがありません。
Visio Professional エディションおよび Premium エディションの場合、データベース モデル図テンプレートのリバース エンジニアリング (つまり、既存のデータベースを利用し、Visio でモデルを作成する) 機能はサポートしていますが、フォワード エンジニアリング (つまり、Visio データベース モデルを利用し、SQL コードを生成すること) はサポートしていません。
注: Visio for Enterprise Architects には、リバース エンジニアリングとフォワード エンジニアリングの両方が含まれており、完全なデータベース モデリング機能をご利用いただけます。 Visio for Enterprise Architects は MSDN Premium Subscription に含まれています。このサブスクリプションは Visual Studio Professional エディションと Visual Studio Team System ロールベース エディションでご利用いただけます。
Visio プラン 2 で既存のデータベースを基にデータベース モデルを設計する方法については、トピック「既存のデータベースにリバース エンジニアリングを行う」を参照してください。