Access でクエリの抽出条件を使用すると、特定のテキスト値に基づいて結果を制限することができます。 たとえば、= "大阪" という抽出条件は大阪というテキストを含むすべての項目を表示します。 この記事では、テキスト データ型で使用できるクエリ抽出条件の例をいくつか示します。これにより、より絞り込まれたクエリ結果を取得して、必要な情報をすばやく見つけられるようになります。 条件の使用方法がよくわからない場合は、「クエリに抽出条件を適用する」を参照してください。
テキスト抽出条件の例と結果
次の表に、テキスト型に使えるいくつかの一般的な抽出条件を示します。 異なる抽出条件を使ってみて、どのような結果が取得できるか確認してください。 結果に 1 つも項目が入っていなかった場合は、抽出条件を再チェックする必要があるかもしれませんが、ただ単に抽出条件に完全に一致する項目がなかっただけかもしれません。
注: Access では、各抽出条件の末尾に引用符が自動的に付加されますが、クエリで混乱が起きそうなテキストを使う場合には引用符を独自に追加することをお勧めします。 たとえば、"and" や "or" などの単語が含まれるフレーズを使う場合です。 Access は、これらの単語を指示として解釈します。
目的の結果 |
クエリ デザイナー ビュー |
抽出条件 |
指定したテキストと完全に一致する項目をすべて検索します。 米国内の連絡先のみを表示します。 |
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"文字列" |
Or 抽出条件行は、複数の単語やフレーズと一致する項目を検索します。 米国、中国、またはカナダの連絡先を表示します。 |
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"文字列" |
テキストを除外するには、Not 抽出条件に除外する単語やフレーズを続けます。 吹田市以外のすべての市の連絡先を表示します。 |
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Not "文字列" |
複数の抽出条件でテキストを除外します。 吹田と大阪と奈良以外の場所のすべての連絡先を表示します。 ヒント: Not Like "X*" は、指定した文字で始まる項目以外のすべての項目を検索します。 |
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Not In ("文字列", "文字列", "文字列"…) |
And Not に検索から除外したいテキストを続けるなど、Not 抽出条件を他の式と共に使うこともできます。 大阪の連絡先のみ除外して、文字 "大" で始まる市のすべての連絡先を表示します。 |
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Like "文字列*" And Not "文字列" |
テキストの最後の 3 文字を検索します。 国または地域の名前が China や Argentina のように "ina" で終わる連絡先を表示します。 |
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Like "*ina" |
国/地域にテキストが入っていない連絡先の姓を表示します。 |
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Is Null |
[国/地域] 列に NULL 値を持つ連絡先の姓を表示します。 |
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Is Not Null |
市の名前が空になっている (ただし、NULL ではない) 連絡先の名前を表示します。 |
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"" (引用符のペア) |
市の列に情報が入っている連絡先の姓を表示します。 |
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Not "" |
市の情報が空でも NULL 値でもない連絡先を表示します。 |
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Is Not Null And Not "" |
ヒント:
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SQL (構造化照会言語) でのクエリの構文について確認する場合は、画面右下にあるツール バーの [SQL ビュー] をクリックします。
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