ここでは、Microsoft Excel の WORKDAY 関数の書式および使用法について説明します。
説明
開始日から起算して、指定された稼動日数だけ前または後の日付に対応する値を返します。 稼動日とは、土曜、日曜、および指定された祝日を除く日のことです。 この関数を使用すると、納品書の支払日、発送日、作業日数などを計算するときに、週末や祝日を除くことができます。
: 週末がどの曜日で何日間あるかを示すパラメーターを使用して、開始日から起算して指定した稼働日数だけ前または後の日付に対応するシリアル値を計算する場合には、WORKDAY.INTL 関数を使用します。
書式
WORKDAY(開始日, 日数, [祝日])
WORKDAY 関数の書式には、次の引数があります。
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開始日 必ず指定します。 起算日を表す日付を指定します。
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日数 必ず指定します。 開始日から起算して、週末や祭日を除く週日の日数を指定します。 日数に正の数を指定すると、起算日より後の日付となり、負の数を指定すると、起算日より前の日付となります。
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休日 省略可能です。 国民の祝日や夏期休暇など、稼働日数の計算から除外する日付のリストを指定します。 日付を含む一連のセルか、日付を示すシリアル値の配列定数を指定できます。
: 日付は、DATE 関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果として指定します。 たとえば、2008 年 5 月 23 日を入力する場合は、DATE(2008,5,23) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。
解説
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Microsoft Office Excel では、日付を連続したシリアル値として処理することで、日付の計算が行われています。 既定では、1900 年 1 月 1 日がシリアル値 1 として保存され、2008 年 1 月 1 日は 1900 年 1 月 1 日から 39,448 日後に当たるので、シリアル値は 39448 になります。
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引数に無効な日付を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
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開始日と日数との和が無効な日付である場合は、エラー値 #NUM! が返されます。
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日数に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
データ |
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2008/10/1 |
開始日 |
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151 |
日数 |
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2008/11/26 |
祝日 |
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2008/12/4 |
祝日 |
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2009/1/21 |
祝日 |
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数式 |
説明 (計算結果) |
結果 |
=WORKDAY(A2,A3) |
開始日から稼働日数 151 日後の日付を計算します (2009/4/30) |
2009/4/30 |
=WORKDAY(A2,A3,A4:A6) |
祝日を除いて、開始日から稼働日数 151 日後の日付を計算します (2009/5/5) |
2009/5/5 |