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ここでは、Microsoft Excel の TRIMMEAN 関数の書式および使用法について説明します。

説明

データの中間項の平均を返します。 TRIMMEAN 関数は、データ全体の上限と下限から一定の割合のデータを切り落とし、残りの項の平均値を返します。 この関数は、範囲外のデータを分析対象から排除する場合に使用できます。

書式

TRIMMEAN(配列, 割合)

TRIMMEAN 関数の書式には、次の引数があります。

  • 配列    必ず指定します。 対象となる値の配列または範囲。

  • 割合    必ず指定します。 計算から排除する端数のデータ ポイント数。 たとえば、全体で 20 個のデータを含む対象に対して割合に 0.2 の値を指定した場合、20×0.2 = 4 となり、上限から 2 個、下限から 2 個の合計 4 個のデータが排除されることになります。

解説

  • 割合 < 0、または割合 > 1 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。

  • 排除されるデータ数は、切り捨てられて最も近い 2 の倍数にされます。 たとえば、データの総数が 30 個で割合に 0.1 を指定すると、排除されるデータ数は 30×0.1 = 3 となります。 しかし実際の計算では、データの上限から 1 個、下限から 1 個の合計 2 個のデータだけが対象から排除されます。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

データ

4

5

6

7

2

3

4

5

1

2

3

数式

説明

結果

=TRIMMEAN(A2:A12,0.2)

A2 ~ A12 にあるデータのうち上限および下限から 20% を除いた中間項の平均を求めます。

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