この記事では、Microsoft Excel の TIME 関数の書式および使用法について説明します。
説明
指定した時刻に対応する小数を返します。 この関数を挿入する前のセルの表示形式が [標準] であった場合、結果は日付形式になります。
TIME 関数で返される小数は 0 ~ 0.99988426 の範囲内の値であり、0:00:0 (午前 00 時) から 23:59:59 (午後 11 時 59 分 59 秒) までの時刻を表します。
書式
TIME(時, 分, 秒)
TIME 関数の書式には、次の引数があります。
-
時 必ず指定します。 時間を表す 0 (ゼロ) から 32767 までの数値。 23 より大きい値は 24 で割られ、残りは時間値として扱われます。 たとえば、TIME(27,0,0) = TIME(3,0,0) = .125 または 3:00 AM。
-
分 必ず指定します。 分を表す 0 から 32767 までの数値。 59 より大きい値は、時間と分に変換されます。 たとえば、TIME(0,750,0) = TIME(12,30,0) = .520833 または 12:30 PM。
-
秒 必ず指定します。 2 番目を表す 0 から 32767 までの数値。 59 を超える値は、時間、分、秒に変換されます。 たとえば、TIME(0,0,2000) = TIME(0,33,22) = .023148 または 12:33:20 AM
解説
時刻は、日付を構成する値として小数で表されます。たとえば、12:00 PM は半日なので、0.5 と表されます。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
時 |
分 |
秒 |
---|---|---|
12 |
0 |
0 |
16 |
48 |
10 |
数式 |
説明 |
結果 |
=TIME(A2,B2,C2) |
2 行目に指定された時刻 (12 時 0 分 0 秒) に対応する小数を返します。 |
0.5 |
=TIME(A3,B3,C3) |
3 行目に指定された時刻 (16 時 48 分 10 秒) に対応する小数を返します。 |
0.7001157 |