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標本に基づいて標準偏差の推定値を計算します。 標準偏差とは、統計的な対象となる値がその平均からどれだけ広い範囲に分布しているかを計測したものです。

この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい 1 つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excel の将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。

新しい関数の詳細については、「STDEV.S 関数」を参照してください。

書式

STDEV(数値 1,[数値 2],...)

STDEV 関数の書式には、次の引数があります。

  • 数値 1    必ず指定します。  必ず指定します。 母集団の標本に対応する最初の数値引数を指定します。

  • 数値 2, ...     省略可能です。 母集団のサンプルに対応する引数 2 から 255 の数値。 また、半角のカンマ (,) で区切られた引数の代わりに、単一配列や、配列への参照を指定することもできます。

解説

  • STDEV 関数は、引数を母集団の標本であると見なします。 指定する数値が母集団全体である場合は、STDEVP 関数を使用して標準偏差を計算してください。

  • 標準偏差は、n-1 法を使って計算されます。

  • 引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。

  • 引数として指定した論理値と、数値を表す文字列が計算の対象となります。

  • 引数が配列またはセル範囲の参照である場合、その中に含まれている数値だけが計算の対象となります。 空白セル、論理値、文字列、またはエラー値はすべて無視されます。

  • エラー値または数値に変換できない文字列を指定すると、エラーになります。

  • セル参照に計算の一部として論理値や数値を表す文字列を含める場合は、STDEVA 関数を使用します。

  • STDEV 関数は次の数式を使って標準偏差を計算します。

    数式

    ここで x は平均 AVERAGE(number1,number2,...) のサンプルです n はサンプル サイズです。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

データ

強度

1345

1301

1368

1322

1310

1370

1318

1350

1303

1299

数式

説明 (計算結果)

結果

=STDEV(A3:A12)

強度の標準偏差を計算します (27.46392)

27.46392

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