PowerPivot ブックのデータ ソースとして、SharePoint サイトまたはレポート サーバーにパブリッシュされた Reporting Services レポートを使用できます。 次の手順では、レポートへの接続を作成し、データをブックにインポートする方法について説明します。
この記事の内容
前提条件
データ ソースとしてレポート定義 (.rdl) ファイルを使用する必要があります。 レポート モデルからのインポートはサポートされていません。
Windows ユーザー アカウントでレポートを開く権限があること、およびレポートまたはそれをホストするレポート サーバーのアドレスがわかっていることが必要です。 最初に Web ブラウザーでレポートを開くと権限を確認できます。 レポートを開くことで、十分な権限と正しい URL があることを確認できます。
Reporting Services は、SQL Server 2008 R2 以降のバージョンであることが必要です。 これらのバージョンには、XML データ フィード形式でレポート データをストリーム送信するデータ フィードのエクスポート機能が含まれています。 レポート サーバーは、ブラウザーでレポートを開いたときにレポート ツール バーに表示される [データ フィードとしてエクスポート] オプション によって識別できます。
インポート方法の選択
レポート データはインポート時に 1 回追加されます。 データのコピーは、PowerPivot ブックに配置されます。 基になるレポート データに対する最新の変更内容を取得するには、Excel の PowerPivot からのデータを更新するか、SharePoint にパブリッシュした後にブックのデータ更新スケジュールを設定します。
Reporting Services レポート データを PowerPivot ブックに追加するには、次のいずれかの方法を使用します。
アプリケーション |
方法 |
リンク |
PowerPivot |
[レポートから] をクリックして、レポートのアドレスを指定します。 または、[その他のソース]、[レポート] の順にクリックして、レポートのアドレスを指定することもできます。 |
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PowerPivot |
[データ フィードから] をクリックし、接続情報を含むサービス ドキュメント (.atomsvc) を指定します。 |
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Reporting Services |
Power Pivot がコンピューターにインストールされている場合は、レポート ツール バーの [データ フィードへのエクスポート] ボタンをクリックすると、Excel の PowerPivot にデータを直ちにエクスポートできます。また、将来使用するために、エクスポート ファイルを Atom サービス ドキュメント (.atomsvc) ファイルとして保存することもできます。 |
パブリッシュされたレポートのアドレスを使ったレポート データのインポート
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PowerPivot ウィンドウの [ホーム] タブで、[レポートから] をクリックします。 テーブルのインポート ウィザードが表示されます。
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[参照] をクリックし、レポート サーバーを選びます。
特定のレポート サーバーに関するレポートを定期的に使用している場合は、[最近使ったサイトとサーバー] にそのサーバーが表示される可能性があります。 それ以外の場合は、レポート サーバーのアドレスを [名前] に入力し、[開く] をクリックして、レポート サーバー サイトのフォルダーを参照します。 http://<コンピューター名>/reportserver は、レポート サーバーのアドレスの一例です。
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レポートを選び、[開く] をクリックします。 代わりに、[名前] ボックスに完全パスとレポート名を含むレポートへのリンクを貼り付けることもできます。 テーブルのインポート ウィザードによってレポートに接続され、プレビュー領域にそれが表示されます。
レポートでパラメーターが使用されている場合は、パラメーターを指定しないとレポート接続を作成できません。 パラメーターを指定すると、そのパラメーター値に関連する行だけがデータ フィードでインポートされます。
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レポートのリスト ボックスまたはコンボ ボックスを使ってパラメーターを選びます。
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[レポートの表示] をクリックしてデータを更新します。
注: レポートを表示すると、選択したパラメーターがデータ フィードの定義と共に保存されます。
必要に応じて [詳細設定] をクリックし、プロバイダー固有のレポートのプロパティを設定できます。
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[接続のテスト] をクリックして、レポートがデータ フィードとして使用可能であることを確認します。 または、[詳細設定] をクリックして、データ フィード接続を指定する埋め込み XML が [Inline Service Document] プロパティに含まれていることを確認します。
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[次へ] をクリックして、インポートを続行します。
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ウィザードの [テーブルとビューの選択] ページで、データとしてインポートするレポート パーツの横にあるチェック ボックスをオンにします。
レポートによっては、テーブル、一覧、グラフなど、複数のパーツが含まれていることがあります。
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[フレンドリ名] ボックスに、データ フィードを保存する PowerPivot ブックのテーブルの名前を入力します。
名前が割り当てられていない場合、既定では Reporting Service のコントロールの名前 (Tablix1、Tablix2 など) が使用されます。 インポートされたデータ フィードのソースを簡単に識別できるように、インポート時にこの名前を変更することをお勧めします。
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[プレビューとフィルター] をクリックしてデータを確認し、列の選択を変更します。 レポートのデータ フィードでインポートされる行を制限することはできませんが、チェック ボックスをオフにすることで列を削除できます。 [OK] をクリックします。
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[テーブルとビューの選択] ページで、[完了] をクリックします。
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すべての行がインポートされたら、[閉じる] をクリックします。
データ サービス ドキュメントの URL を使ったレポート データのインポート
レポートのアドレスを指定する代わりに、使用するレポート フィード情報が既に含まれているデータ サービス ドキュメント (.atomsvc) ファイルを使用できます。 データ サービス ドキュメントでは、レポートの URL が指定されます。 データ サービス ドキュメントをインポートすると、レポートからレポート フィードが生成され、PowerPivot ブックに追加されます。
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PowerPivot ウィンドウの [ホーム] タブで、[データ フィードから] をクリックします。 テーブルのインポート ウィザードが表示されます。
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[データ フィードへの接続] ページで、データ ソースを参照するときに使うフレンドリ名を入力します。
この名前は、PowerPivot ブック内でデータ ソースを参照する場合にのみ使用されます。 データを格納するテーブルの名前は、ウィザードのこの後の手順で設定します。
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レポート フィードを指定するデータ サービス ドキュメント (.atomsvc) ファイルのパスを入力します。 ドキュメントがサーバーに保存されている場合は、そのアドレスを指定するか、コンピューター上のフォルダーから開くことができます。 または、[参照] をクリックして、使用するデータ サービス ドキュメントのあるサーバーに移動することもできます。
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[接続のテスト] をクリックし、データ サービス ドキュメントに含まれる情報を使ってフィードを作成できることを確認します。
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[次へ] をクリックします。
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ウィザードの [テーブルとビューの選択] ページで、データとしてインポートするレポート パーツの横にあるチェック ボックスをオンにします。
レポートによっては、テーブル、一覧、グラフなど、複数のパーツが含まれていることがあります。
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[フレンドリ名] ボックスに、データ フィードを保存する PowerPivot ブックのテーブルの名前を入力します。
名前が割り当てられていない場合、既定では Reporting Service のコントロールの名前 (Tablix1、Tablix2 など) が使用されます。 インポートされたデータ フィードのソースを簡単に識別できるようにするため、インポート時にこの名前を変更することをお勧めします。
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[プレビューとフィルター] をクリックしてデータを確認し、列の選択を変更します。 レポートのデータ フィードでインポートされる行を制限することはできませんが、チェック ボックスをオフにすることで列を削除できます。 [OK] をクリックします。
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[テーブルとビューの選択] ページで、[完了] をクリックします。
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すべての行がインポートされたら、[閉じる] をクリックします。
データ フィードとしてのレポートのエクスポート
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レポート マネージャー、SharePoint、レポート サーバーのいずれかからレポートを開きます。
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レポート ツール バーの [データ フィードとしてエクスポート] ボタン をクリックします。
Excel がコンピューターにインストールされている場合は、ファイルを開くか保存するように求められます。
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[開く] をクリックすると、インポートされたデータが Excel の PowerPivot ウィンドウに即座に表示されます。
ボタンが表示されない場合は、Reporting Services のサポートされるバージョンでレポートが実行されていないことを意味します。 レポートを、サポートされるリリースのレポート サーバーに移動またはコピーすることを検討してください。
注: Reporting Services には、レポート定義ファイルからフィードを生成する Atom 表示拡張機能が含まれています。 PowerPivot ブックへのレポート データのエクスポートに使うレポート フィードとデータ サービス ドキュメントは、PowerPivot サーバー ソフトウェアではなくこの拡張機能によって作成されます。 PowerPivotでフィードを使用する方法の詳細については、「MSDN の Power Pivot データ フィード 」を参照してください。
将来のインポート操作に備えた Atom サービス ドキュメント (.atomsvc) ファイルの保存
レポート フィードを開くことができるアプリケーションがコンピューターにない場合は、Excel で PowerPivot があるコンピューターでドキュメントを将来使用できるように保存します。 保存するドキュメントは、レポートへのアドレスを指定します。 レポートのデータは含まれません。
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レポート マネージャー、SharePoint、レポート サーバーのいずれかからレポートを開きます。
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レポート ツールバーの [データ フィードとしてエクスポート] ボタン をクリックします。
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[保存] をクリックして、.atomsvc ファイルをコンピューターに保存します。 このファイルにより、レポート サーバー、およびレポート ファイルの位置が指定されます。
後で .atomsvc ファイルを使うには、Excel の PowerPivotでそれを開き、レポート フィードをインポートします。 レポート フィードのデータ サービス ドキュメントを指定する方法の詳細については、このトピックの「データ サービス ドキュメントの URL を使ったレポート データのインポート」をご覧ください。
さらに、このファイルを SharePoint のデータ フィード ライブラリにパブリッシュすると、他のブックまたはレポートのレポート フィードの使用を希望するすべてのユーザーがこのファイルを利用できるようになります。 データ フィード ライブラリの詳細については、「MSDN の Power Pivot データ フィード 」を参照してください。