Microsoft Power Map for Excel は 3 次元 (3-D) データ可視化ツールであり、新しい方法で情報を見ることができるようになります。 従来の 2 次元 (2-D) のテーブルとグラフでは見つからない可能性がある洞察を得ることができます。
Power Map を使用すると、3-D 地球儀マップまたはカスタム マップ上に地理的な一時データをプロットし、時間の経過と共に表示して、他のユーザーと共有できる視覚的なツアーを作成できます。 Power Map を使用して次の操作を実行できます。
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データをマップする Excel のテーブルまたはデータモデルから、100万行を超えるデータを、3-d 形式で Bing マップに視覚的にプロットします。
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洞察を見つける 新しい理解を獲得するには、地理的なスペースでデータを表示し、時間の経過に伴うデータの変化を確認します。
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ストーリーを共有する スクリーンショットをキャプチャし、ビデオを作成します。ガイド付きのビデオツアーで、広い範囲を共有できるようになります。 または、ツアーをビデオにエクスポートして、他の方法で共有することもできます。
次の図に示すように、Excel リボンの [挿入] タブの [ツアー] グループに [地図] ボタンが表示されます。
注:
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お使いのバージョンの Excel にこのボタンがない場合、「Excel に [Power Map] ボタンが表示されません」に進んでください。
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Microsoft 365 Apps for enterpriseのサブスクリプションをお持ちの場合は、セルフサービスのビジネスインテリジェンスツールの一部として Excel の Power Map にアクセスできます。 新しい Power Map の機能とパフォーマンスの拡張機能がリリースされるたびに、サブスクリプションプランの一部として表示されます。
Microsoft 365 サブスクリプションプランの詳細については、「 microsoft 365 ProPlus を参照して、 すべての Microsoft 365 for Business プランを比較する」を参照してください。
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以前に Power Mapのプレビュー版をインストールしている場合は、[挿入] タブの [ツアー ] グループと [ Power Map ] グループに2つのマップボタンが一時的に表示されます。 [ツアー ] グループの [マップ] ボタンをクリックすると、現在のバージョンの Power Map が有効になり、プレビュー版がすべてアンインストールされます。
最初の Power Map を作成する
テーブル書式またはデータ モデル内に地理的プロパティが含まれる Excel データ (たとえば、都市、群、都道府県、郵便番号、国/地域、経度と緯度が含まれる行と列) がある場合、すぐに作成を開始できます。 この方法を次に紹介します。
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Excel で、Power Map で調べるテーブルまたはデータ モデル データが含まれるブックを開きます。Power Map 用のデータを準備する」を参照してください。 データセットの例については、この記事の次のセクションまで下にスクロールしてください。
データの準備については、「 -
テーブル内のセルをクリックします。
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[挿入]、[地図] の順にクリックします。 初めて [地図] をクリックしたとき、Power Map が自動的に有効になります。
Power Map は、Bing でデータの地理的なプロパティに基づいてデータをジオコード化に使用します。 数秒後に、[レイヤー ウィンドウ] の最初の画面の横に地球儀が表示されます。 -
[レイヤー ウィンドウ] で、フィールドが正しくマッピングされていることを確認し、正しくマッピングされていないフィールドのドロップダウン矢印をクリックして、正しい地理的プロパティに対応させます。
たとえば、ドロップダウンボックスで [ 郵便 番号] が [ 郵便番号 ] として認識されていることを確認します。 -
Power Map がデータをプロットすると、地球儀上にドットが表示されます。
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[次へ] をクリックし、集約を開始し、さらに地図上でデータを視覚化します。
Power Map でサンプル データセットを試す
サンプル データセットは Power Map を試すのに最適です。 使用を開始するために必要な地理空間エントリを既に持っている次のいずれかのブックをダウンロードするだけです。 シアトルのダウンロードに含まれているダラスのユーティリティと食事の検査には、タイムスタンプデータが含まれています。これにより、時間の経過と共にデータを表示できます。