ここでは、Microsoft Excel の ODD 関数の書式および使用法について説明します。
説明
数値を切り上げて、最も近い奇数にします。
書式
ODD(数値)
ODD 関数の書式には、次の引数があります。
-
数： 必ず指定します。 丸めの対象となる数値を指定します。
解説
-
数値に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
-
数値の符号に関係なく、切り上げられた値の絶対値は、数値より大きくなります。 数値が既に奇数の値になっている場合、切り上げは行われません。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
|
数式 |
説明 |
結果 |
|---|---|---|
|
=ODD(1.5) |
1.5 を最も近い奇数の値に切り上げます。 |
3 |
|
=ODD(3) |
3 を最も近い奇数の値に切り上げます。 |
3 |
|
=ODD(2) |
2 を最も近い奇数の値に切り上げます。 |
3 |
|
=ODD(-1) |
-1 を最も近い奇数の値に切り上げます。 |
-1 |
|
=ODD(-2) |
-2 を (0 とは逆の方向の) 最も近い奇数の値に切り上げます。 |
-3 |
