ここでは、Microsoft Excel の DAYS360 関数の書式および使用法について説明します。
説明
DAYS360 関数は、一部の会計計算に使用される 1 年 360 日 (30 日×12 か月) の計算方式に基づいて、2 つの日付の間の日数を返します。 会計システムがこの計算方式に基づいている場合は、この関数を使用して支払い計算を行うことができます。
書式
DAYS360(開始日,終了日,[方式])
DAYS360 関数の書式には、次の引数があります。
-
開始日、終了日 必ず指定します。 日数を求める 2 つの日付を指定します。 開始日の日付が終了日よりも後の場合は、DAYS360 関数は負の数値を返します。 日付は、DATE 関数を使って入力するか、他の数式または他の関数の結果を指定します。 たとえば、2008 年 5 月 23 日を入力する場合は、DATE(2008,5,23) を使用します。 日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。
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方法 省略可能です。 計算に米国方式とヨーロッパ方式のどちらを採用するかを、論理値で指定します。
方式 |
定義 |
---|---|
FALSE または省略 |
米国 (NASD) メソッド。 開始日が 1 か月の最終日の場合、同じ月の 30 日と等しくなります。 終了日が月の最終日で、開始日が月の 30 日より前の場合、終了日は翌月の 1 日と等しくなります。それ以外の場合、終了日は同じ月の 30 日に等しくなります。 |
TRUE |
ヨーロッパ方式。 開始日または終了日が、ある月の 31 日になる場合、同じ月の 30 日として計算が行われます。 |
: Excel では、日付を計算に使用できるように一連のシリアル番号として保存します。 既定では、1900 年 1 月 1 日がシリアル値 1 として保存され、2008 年 1 月 1 日は 1900 年 1 月 1 日から 39,447 日後に当たるので、シリアル値は 39448 になります。
使用例
次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。
日付 |
||
---|---|---|
1-Jan-11 |
||
30-Jan-11 |
||
1-Feb-11 |
||
31-Dec-11 |
||
数式 |
説明 |
結果 |
=DAYS360(A3,A4) |
1 年を 360 日として、2011 年 1 月 30 日から 2011 年 2 月 1 日までの日数を求めます。 |
1 |
=DAYS360(A2,A5) |
1 年を 360 日として、2011 年 1 月 1 日から 2011 年 12 月 31 日までの日数を求めます。 |
360 |
=DAYS360(A2,A4) |
1 年を 360 日として、2011 年 1 月 1 日から 2011 年 2 月 1 日までの日数を求めます。 |
30 |