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ここでは、Microsoft Excel の CHISQ.DIST 関数の書式および使用法について説明します。

説明

カイ 2 乗分布を返します。

カイ 2 乗分布は、複数の標本を対象に割合の変化を分析する場合などに使用します (たとえば、複数の人が 1 日のうちにテレビを見ている時間の割合を算出するときは、この関数を使用します)。

書式

CHISQ.DIST(x,自由度,関数形式)

CHISQ.DIST 関数の書式には、次の引数があります。

  • X     必ず指定します。 分布の評価に使用する値を指定します。

  • 自由度     必ず指定します。 自由度を表す数値を指定します。

  • 関数形式     必ず指定します。 計算に使用する関数の形式を論理値で指定します。 関数形式に TRUE を指定すると累積分布関数の値が計算され、FALSE を指定すると確率密度関数の値が計算されます。

解説

  • 引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。

  • x に負の数を指定すると、エラー値 #NUM! が返されます。

  • 自由度に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。

  • 自由度 < 1、または自由度 > 10^10 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。

使用例

次の表のサンプル データをコピーし、新しい Excel ワークシートのセル A1 に貼り付けます。 数式を選択して、F2 キーを押し、さらに Enter キーを押すと、結果が表示されます。 必要に応じて、列幅を調整してすべてのデータを表示してください。

数式

説明

結果

=CHISQ.DIST(0.5,1,TRUE)

自由度 1 を使った累積分布関数として、0.5 に対するカイ 2 乗 (χ2) 分布の値が返されます。

0.52049988

=CHISQ.DIST(2,3,FALSE)

自由度 3 を使った確率密度関数として、2 に対するカイ 2 乗 (χ2) 分布の値が返されます。

0.20755375

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