マージされたドキュメントの MergeRec フィールドには、現在の データ レコードの序数の位置が表示されます。 数値には、マージの前に データ ソース に適用した並べ替えまたはフィルター処理が反映されます。 [MergeRec] フィールドを使用すると、差し込み印刷で差し込まれた各文書に、データ ソースを並べ替えた順序で番号を付けることができます。
たとえば、人事データベースに 2,000 個のレコードが含まれている場合、MergeRec フィールドの値の範囲は 1 から 2,000 です。 ただし、会社で 5 周年を迎えた従業員にフォームレターを送信するには、データ ソースをフィルター処理して、500 などのレコードのセットをはるかに小さくします。
マージでデータベース全体を使用した場合、特定の従業員のレターの MergeRec 値は 1,000 になる可能性があります。 ただし、フィルターを有効にした場合、同じ従業員の MergeRec 値は 500 を超えないものとします。
データ レコードの MergeRec フィールドの値も、データ ソースの並べ替え順序の影響を受けます。 たとえば、メーリング リストをアルファベット順に昇順で並べ替える場合、A で始まる名前の MergeRec 番号は低くなります。 ただし、同じリストをアルファベット順に降順で並べ替える場合、同じ名前の MergeRec 番号が大きくなります。
構文
ドキュメント内の MergeRec フィールドを表示すると、構文は次のようになります。
{ MERGEREC }
注: フィールド コードはフィールドに表示する内容を指定します。 フィールドの実行結果はフィールド コードを評価した後文書に表示されます。 フィールド コードとフィールド コードの実行結果の表示を切り替えるには、Alt キーを押しながら F9 キーを押します。
説明
MergeRec フィールドは、ドキュメント内で使用することも、差し込み印刷の一部として使用することもできます。
ドキュメントで MergeRec フィールドを使用するには、次の操作を行います。
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[挿入] タブの [テキスト] グループで [クイック パーツ] をクリックして、[フィールド] をクリックします。
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[ フィールド名 ] の一覧 で [MergeRec] を選択します。
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[OK] をクリックします。
差し込み印刷の一部として MERGEREC フィールドを使用するには、差し込み印刷の設定中に次の操作を行います。
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[ メーリング ] タブの [ 書き込み & フィールドの挿入 ] グループで、[ ルール] をクリックし、[ レコードのマージ] #をクリックします。
例
次の例では、Printdate フィールドの横にある MergeRec フィールドを使用して、一意の請求書番号を作成します。 メインドキュメントがデータ ソースとマージされると、MergeRec フィールドの結果の数値が、請求書が印刷される日付と時刻を表す番号に追加されます。
請求書番号: { PRINTDATE \@ "MMddyyyyHHmm" }{ MERGEREC }
2007 年 2 月 13 日の 9:46 に印刷された 12 番目の請求書の場合、ドキュメントは次のようになります。
請求書番号: 02132007094612