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Database フィールドは、Word の表にデータベース クエリの結果を挿入します。 列の数が 62 個以上の場合、Database フィールドはタブで区切られた列にクエリの結果を挿入します。 Database フィールドには、データベースに接続し、構造化照会言語 (SQL) クエリを実行するのに必要なすべての情報が含まれます。 データベースのクエリをもう一度実行するには、フィールドを更新します。

セキュリティ メモ: データ ソースに接続する場合は、パスワードが他のユーザーに読まれないようにします。 たとえば、マクロのようにテキスト形式で読むことができる場所には、パスワードを保存しないでください。 データを暗号化する SSL (Secure Sockets Layer) プロトコルを使っていない場合は、インターネットでパスワードを送信しないでください。 Web アドレスの先頭に "http" ではなく "https" が付いているかどうかで、SSL を使っているかどうかがわかります。

構文

文書内の Database フィールド コードを表示すると、次のような構文が表示されます。

{ DATABASE [スイッチ ] }

注:  フィールド コードは、何を表示するかをフィールドに指示します。 フィールドの実行結果は、フィールド コードの評価後に文書内に表示される内容です。 フィールド コードとフィールド コードの実行結果の表示を切り替えるには、Alt キーを押しながら F9 キーを押します。

スイッチ

\b "合計値"

\l スイッチで設定された書式のどの属性を表に適用するかを指定します。 \l スイッチが空白の場合、\b スイッチの値を 16 (自動調整) にする必要があります。 このスイッチに値を指定するには、次の値のいずれかの組み合わせの合計値を含めます。

たとえば、\l "3" \b "11" というスイッチを指定すると、\l スイッチで設定された表の書式のうち、罫線、網かけ、および色の属性だけが適用されます。

指定内容

0

なし

1

罫線

2

網かけ

4

フォント

8

16

自動調整

32

タイトル行

64

最後の行

128

最初の列

256

最後の列

\c "接続情報"

データへの接続を指定します。 たとえば、Microsoft Office Access データベースへのクエリには、\c "DSN=MS Access Databases; DBQ=C:\\Data\\Sales93.mdb; FIL=RedISAM;" のような接続情報を含めることができます。

\d "場所"

データベースのパスとファイル名。 ODBC を使用する SQL データベース テーブルに対するクエリ以外のすべてのデータベース クエリで使用されます。 "C:\\Data\\Sales94.mdb" のように、パス名に 2 個のバックスラッシュを使用します。

\f "開始番号"

挿入する最初のデータ レコードのレコード番号を指定します。たとえば、\f "2445" のように指定します。

\h

データベースのフィールド名を、作成された表の列見出しとして挿入します。

\l "書式番号"

[表のオートフォーマット] ダイアログ ボックスの書式設定をデータベース クエリの結果に適用します。 書式番号の番号は、このダイアログ ボックスで選択した表の書式によって決まります。 このスイッチを使用し、\b スイッチで表の属性を指定しないと、Word により書式設定されていない表が挿入されます。

\o

差し込みの先頭にデータを挿入します。

\s "SQL"

SQL 命令を指定します。 命令の中では、各引用符の前にバックスラッシュ (\) 記号を挿入する必要があります。 たとえば、Access データベースに対する命令は"select * from \s \"Customer List\"" のようになります。

\t "最終番号"

挿入する最後のデータ レコードのレコード番号を指定します。たとえば、\t "2486" のように指定します。

使用例

次のフィールドでは、Database コマンドを使用して、ODBC 経由で Access データベースに対するクエリを実行し、その結果を取得します。

{ DATABASE \d "C:\\Data\\Sales93.mdb" \c "DSN=MS Access Database; DBQ=C:\\Data\\Sales93.mdb; FIL=RedISAM" \s "select * from \"Customer List\" " \f "2445" \t "2486" \l "2" }

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