Information Rights Management (IRM) は、機密情報が未承認のユーザーによって印刷、転送、またはコピーされるのを防ぐのに役立ちます。 アクセス許可は、IRM サーバーによって認証されるドキュメント、ブック、プレゼンテーション、または電子メール メッセージに格納されます。
Microsoft 365 を使用して、アクセス許可を持っている権限が管理されたコンテンツを表示するには、該当する文書、ブック、またはプレゼンテーションを開くだけです。
アクセス許可が制限されたドキュメント、ブック、プレゼンテーションを初めて開く場合は、ライセンス サーバーに接続して資格情報を確認し、使用ライセンスをダウンロードします。
自分のアクセス許可を表示する場合は、メッセージ バーで [権限の表示] をクリックするか、または画面の下部にあるステータス バーで次のいずれかをクリックします。
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この文書にアクセス許可ポリシーが含まれる
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このブックにアクセス許可ポリシーが含まれる
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このプレゼンテーションにアクセス許可ポリシーが含まれる
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アクセス許可が制限されているファイルを開きます。
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ライセンス サーバーに初めてアクセスする場合は、ライセンス サーバー用のユーザー名とパスワードを入力し、[Mac OS のキーチェーンにパスワードを保存] チェック ボックスをオンにします。
ヒント: [Mac OS のキーチェーンにパスワードを保存] チェック ボックスをオンにしない場合、ユーザー名とパスワードを何度も入力しなければならない可能性があります。
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メッセージ バーが開き、このファイルに対する権限が管理されていることを示すメッセージが表示されます。 メッセージ バーで [権限の表示] をクリックします。
注: フル コントロール アクセス許可を割り当てられている場合、メッセージ バーに [アクセス許可の変更] が表示されます。
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[アクセス許可] で、このファイルに対して実行できる処理の一覧を確認します。 [制限] で、このファイルに対して実行できない処理の一覧を確認します。
Information Rights Management (IRM) では、次のことができます。
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許可されていない受信者が、許可されていない用途のために、制限されたコンテンツの転送、コピー、変更、印刷、FAX 送信、または貼り付けを行うことを防ぎます。
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送信先に関係なくコンテンツを制限します。
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ファイルの有効期限を設定し、指定した期間の経過後にドキュメントの内容を表示できないようにします。
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社内に存在するコンテンツの使用と配布を管理するための企業ポリシーを適用します。
IRM は、制限されたコンテンツの次の操作を防ぐことはできません。
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悪質なプログラム (トロイの木馬、キー ロガー、特定の種類のスパイウェアなど) によるコンテンツの消去、盗難、取り込み、または転送
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コンピューター ウイルスによるコンテンツの紛失や破損
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受信者の画面での画面からの手動コピーまたは再入力
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受信者によるデジタル撮影 (画面に表示された場合)
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サードパーティの画面キャプチャ プログラムを使用したコピー